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ペットの防災


こんにちは!
埼玉県八潮市・三郷市・草加市エリアの動物病院

今年で東日本大震災3月11日から14年が過ぎたそうで、先日の八潮市の道路陥没事故もあったので
今一度ペットの防災について共有したいと思います。
東日本大震災が起きた当時は、ペットと一緒に避難をする同行避難に関する知識や、態勢が十分ではなく
以下の問題が起こりました。
①避難所での受け入れ拒否
→ペットがいる事で避難所に避難が出来ないケースが多く、車中泊や、ペットを置いていかざるを得ないことも起きた。
②物資不足
→ペット用のフードやトイレ用品が不足、人間の物資優先となりペットの支援まで手が行き届かない。
③迷子・飼い主との離別
→地震・津波の影響でペットが行方不明になったり、保護されても飼い主と再開できないペットもいた。
この経験を踏まえ、ペットの同行避難について国や自治体でもペットとの避難についての
ガイドラインが制定されました。
埼玉県でも、同行避難に必要となる避難用品の準備・災害時の対応などについてガイドラインが制定されています。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0706/doubutu/doukouhinanguideline.html
震災や、豪雨などの災害はいつ起きるか分かりません。
日頃からの備えが大切です。
埼玉県のホームページでは
震災からペットを守るか・き・く・け・こを紹介していましたので、
参考にして頂けたらと思います。
か:飼い主のマナー
避難所には動物が苦手な方や、アレルギーを持った方もいます。
飼い主として他人に配慮することを忘れずに。
き:キャリーケース
動物はキャリーケースに入れて避難する事が原則です。
普段からキャリーケースに入る練習をして、慣れさせてあげましょう。
く:薬・ごはん
薬・水やごはん(長期保存が出来る物)、飼育用品などまずは最初の3日間を過ごせる用意を。
★災害後の3日間は物資が届きにくいと言われています。
最低3日分、余裕を持って1週間分が目安です。

け:健康管理
被災した時は病気や感染症にかかりやすくなります。
普段からワクチン接種やノミ・マダニなどの寄生虫予防をしておきましょう。
★ペットの写真や、予防や病気の記録、内服している薬などをまとめておくと安心です。
こ:行動・しつけ
トイレや、人がたくさんいる状況、他の動物を怖がらないように普段から慣れさせておくことは大切です。
★わんちゃんの場合は避難経路をお散歩ルートにするのもおすすめです。
その他にも、万が一迷子になってしまっても飼い主さんの所に帰れるように、
マイクロチップの装着も推奨されています。
人間と同様に、すぐに避難できるように日頃からの準備・持ち出しリュックを作っておくと安心です。
自分たちの地域の避難所はどこか、同行避難についての情報も確認しておきましょう!!
(ペットクリニッククローバー)
2025年3月14日 14:16
初めまして!

初めまして!
2月末から入社しました動物看護師の石田です。
神奈川県の病院で約6年間勤めていましたが、今年の1月にこちらに引っ越してきました!
これからよろしくお願いします。
今回は実家のおじいちゃん犬の紹介をさせていただきます

もうすぐ15歳になるミニチュアダックスフンドがいます!
![IMG_7395[1].jpg](https://www.pc-clover.jp/blog/upload_images/IMG_7395%5B1%5D.jpg)
食べる事といたずらが大好きで、私が実家に帰ると鬼ごっこをするのが習慣になってます

テンションが上がりすぎると捕まえられない位速いんです!!
そんなおじいちゃん犬は小さい頃からの癖で、ベッドの端でちゅくちゅくする事!
お母さんのおっぱいを吸っているのかな~
短い足がたまらなく可愛いです

![IMG_8393[1].jpg](https://www.pc-clover.jp/blog/upload_images/IMG_8393%5B1%5D.jpg)
そんなうちの子は2.3歳の頃から皮膚が痒く、毎月病院に通っています。
夏場や湿度が高い時期は痒みが強くなる様なので、出来るだけ体の毛を短くしています。
『痒い』というストレスを軽減してあげられる事が出来たら良いですよね。
当院は皮膚科に力を入れているので、
痒みが治まらないのは仕方ない。では終わらせず、是非一度先生に相談してみて下さい!
わんちゃんや猫ちゃんがもっと快適に過ごせるようになるかもしれません♪
(ペットクリニッククローバー)
2025年3月 8日 14:31
身体は食べたもので作られるのです。
気付けば2025年も2ヶ月が過ぎ、3月入ろうとしていますね

今年は春のように暖かい日があるかと思えば、突然強い風が吹き真冬に戻ったり不安定な気候ですね。
こんな時は、身体がついていけずに、弱いところが出てしまいます。
「免疫力が低下している」「抵抗力が弱っている」「体力が落ちている」などいろいろな表現がありますが、
結局自分の体の中のバランスがおかしくなっていることなんですよね~
人も含めて動物は、お父さんとお母さんから貰った「先天の精」と生まれてから自分の口から食べる食べ物から貰う「後天の精」の二つの精で
エネルギーを作り体を作っています。
後天の精は自分でいくらでもコントロールができるということになりますね。
そう考えると自分の体には、いいものを取り入れたいと思うようになりませんか?
カップラーメンや甘いのもばかりではなく、野菜を取り入れ甘いものは極力避け自分の血となり肉となるものを取り入れたいですね。
犬や猫たちも同じです。
ペットフードが市場に出回りだして飛躍的に、飼いやすくなり便利になってきましたし、動物たちの寿命も長くなりました。
昔は放し飼いでしたし、予防もせずに病気になって早くになくなることが多かったと思います。今は室内で一緒に暮らし、予防もしっかり行う。
とても良いことと思います。
その反面、胃腸の状態が常に悪い子や、皮膚病に悩む子が増えてきているなという印象があります。
便利な世の中にはなりましたが、今一度、今食べさせている食事はどんな材料で、どんな製造法で作られているものなのか?見直してみませんか?
高温処理をした食事にはAGEs(終末糖化産物)が多く含まれています。AGEsとはたんぱく質が糖化によって変性を受けたもので、老化を促進させる物質です。
動物たちの食べ物も出来れば、高温処理をしていないフードを与えたいですね。
当院では、低温処理によって製造したフードを取り扱っております。
アトピーや食物アレルギーに悩むわんちゃんや猫ちゃんにも良い結果が出ています。
又はすべてでなくても手作りの食事を取り入れるだけでも、変化があると考えています。
食餌につてお悩みがある場合は、当院にご相談ください。
院長
(ペットクリニッククローバー)
2025年2月28日 07:35
チワワの歴史知っていますか?

2月も終盤に差し掛かってきましたが、まだまだ寒い日が続いています

最近では風も強いので体調には十分気を付けてしっかり防寒対策していきましょう

今回は小型犬代表『チワワ』の歴史についてお伝えしていきたいと思います

*チワワの祖先『テチチ』*
チワワの歴史のはじまりは古代メキシコで飼われていた『テチチ』が始まりと言われいます
テチチは宗教の祭りごとの際に平穏を願いまつられる存在で、長い間重宝されてきました
戦争が起きたことでテチチの消息はつかめなくなり、それから約300年後メキシコのチワワ州に旅行に来たアメリカ人観光客によって3匹のテチチに似た犬を連れ帰り、繁殖させた結果今のチワワが誕生したとされています

*チワワの性格*
活発で陽気な性格をしており、好奇心も旺盛で甘えん坊な一面も持ち合わせています。その小さな体で機敏に動き回り愛玩犬としてとても人気があります
しかしそんな明るい性格とは裏腹にとても神経質で臆病な性格も持ち合わせています。警戒心が強いのは体が小さいための生存本能なのかもしれません

![IMG_E8601[1].jpg](https://www.pc-clover.jp/blog/upload_images/IMG_E8601%5B1%5D.jpg)
*チワワのなりやすい病気*
・水頭症
・僧帽弁閉鎖不全症
・てんかん
・低血糖
これからワンちゃん、ネコちゃんを家族として迎える方も、もう素敵な家族に巡り合っている方も、今から特徴や性格を知る事で良きパートナーとして信頼関係を築いていけるかもしれません

とはいえ、人がそれぞれ違うように犬にもそれぞれの個性があります。同じ犬種でも性格や能力はその子によって違います
何かお悩み事などあればお気軽にご相談ください

(ペットクリニッククローバー)
2025年2月20日 13:38
ハイシニア⑤

埼玉県八潮市/草加/三郷エリアの動物病院、
ペットクリニッククローバーの永綱です。
今日は、18歳ハイシニア犬の
通院日のルーティンについて書いていこうと思います!
先日は、胆のうのエコー検査のため病院へ行きました。
病院に行く事がばれると、ご飯をボイコットされる場合があるので
なるべく本人に悟らせないよう、普段通りに過ごします。
(連れて行かれると思ってない顔⤴)
最近はとても寒いので、着こませて病院へ向かいます。
行きはもう病院に行くことがばれているので歩きません。
待合室に入ると震えが止まらないので、宥めて待ちます。
エコー中は大きな声で鳴いていました。
待合室から応援しつつ帰りを待ちます。
経過は特に変わりはありませんでした。
帰り道は、家にすぐ帰りたいので
引っ張られて帰ります。
病院後は、落ち込んでしまって
ご飯ボイコットが始まるので、好きなご飯を用意して
なるべく食べてもらうように頑張りました。
(最近は床だと滑るのでテーブルに座らせて食べさせてます。
足は出来れば乗せないで欲しいのですが、、、)
来月は彼の19歳の誕生日があります!
私も有給を使って後夜祭、前夜祭して祝う予定です。
(ただ家で遠くから見守る3日間を過ごします)
冬場はどの年齢の子も体調を崩しやすい季節です。
皆様も暖かくしてこの冬を乗り越えていきましょう、、、!
(ペットクリニッククローバー)
2025年2月12日 17:30
筋膜リリース体験会のおしらせ

八潮市・草加市・三郷市エリアの動物病院ペットクリニッククローバー米澤です。
八潮市の道路陥没事故によって、避難されている方、近隣にお住まいの方は不安な日々をお過ごしのことと思います。
当院は事故現場からは少し離れていますので、いまのところ通常通り診察させて頂いています。
引き続き、出来る限り下水道使用制限に協力しながら、
不安な環境に置かれているペット達のケアなどお役に立てたらと思います。
さて今回は奇数月に開催しております、
筋膜リリース体験会のお知らせです。次回は3月8日(土)に開催します。
大変好評いただいており、継続して施術している患者さんもだいぶ増えました。
筋膜リリースでは、こんな効果が期待できます。
- 筋肉の緊張を和らげる
- マッサージ効果でリラックス・血流改善
- 関節の可動域を広げることで、動きがスムーズになる
シニアの子はもちろん、運動量が多い子や運動不足の子、
若齢の小型犬に多い膝蓋骨脱臼の子にもお勧めです!
ペット用の筋膜リリースの機械を使って行います。
優しく吸引するので痛みはありません。
体験は無料です。現在空きは2枠ございます。
①14:30~
②15:00~
この機会に是非体験してみて下さい!!
※体験会のご参加は当院にカルテのある患者様のみとさせて頂いております。
ご予約は先着順となります。
ご希望の方はお電話でご予約お願い致します。満席となってしまった場合は申し訳ありません。
(ペットクリニッククローバー)
2025年2月 8日 13:18
猫検診始まります(=^・^=)

埼玉県八潮市/草加エ/三郷エリアの動物病院、ペットクリニッククローバー、よつば犬のようちえんの大原です。
一月も終わりに近づきましたが、寒さの厳しい日が続いていますね!
ノロウイルスやインフルエンザ等も流行しやすい時期ですので、飼い主様もペットさんも手洗い、防寒対策、栄養をしっかり取って予防を徹底していきましょう空気が乾燥しているので、お家での加湿も大切です
さて今回は『猫の健康診断キャンペーン』のお知らせです
今はまだ元気だけれど・・・、今気になる所は特にないけれど・・・
まだまだ若いと思っていても、ペットさん達は私たちより遥かに早く年齢を重ねていきます。
健康な時の状態を知っておくと、言葉を話せないペットさん達のSOSにも早く気付いてあげられる可能性があります
この機会にぜひ一度健康診断をしてみませんか?
分からない事、ご相談等があれば一度獣医師、看護師にお気軽にお声掛け下さい
※どのコースも8時間絶食でお願いしております。
※またたびコースは一時間猫ちゃんをお預かりさせて頂きます。
①ねこじゃらしコース 通常:13000円➡8700円(ファミリーメンバー:7830円)
・身体検査(体重測定・視診・触診・聴診)
・血液検査(血球検査・生化学11項目)
②こたつコース 通常:17000円➡11500円(ファミリーメンバー:10350円)
・身体検査(体重測定・視診・触診・聴診)
・血液検査(血球検査・電解質・生化学16項目)
・尿検査(持ち込み、またはカテーテル排尿)
・検便(専用の容器での持ち込み)
・血圧測定
③またたびコース 通常:30000円➡20000円(ファミリーメンバー:18000円)
上記ベーシックコースの内容に加え、
・レントゲン検査4枚
・エコー検査(主に腹部)
その他各種オプションもご用意しております!
・甲状腺ホルモン:8歳以上の子向け
・心臓検査(血液検査):心臓にリスクのある子向け
・猫特異リパーゼ:(嘔吐、下痢の多い子向け)
・フルクトサミン:(糖尿病の子は必須)
・歯科検診:(歯周病菌のチェック)
期間は2月1日~3月31日までです
院内でのご案内、可愛い三毛猫ちゃんが目印です猫ちゃんの病気のお話し等も一緒に掲示させて頂いているので、是非一度ご覧くださいね(^^♪
コロナウイルス感染予防の為、引き続き完全予約制になっております。
診察のご予約はインターネットでのご予約も承っていますので、ホームページをご確認ください。
ご予約・お問合せは→048-998-5656
(ペットクリニッククローバー)
2025年1月25日 14:18
通年予防応援キャンペーン実施中です!
埼玉県八潮市/草加エ/三郷エリアの動物病院、ペットクリニッククローバー、よつば犬のようちえんの石﨑です。
2025年に入り1月に入って割と上旬ごろから私のお鼻がムズムズ反応し始めました。。。
花粉症に似た症状が出始めたので調べてみると、1月8日には既に花粉は飛んでいたようです!!
早すぎます早くても2月から症状が出るのに今年は早くもスタートしてしまっています
今年は暖かいですもんね
暖かいという事は寄生虫達にとっても活発になれて寄生しやすいという訳ですね
前までは春~冬に入る頃までの予防で大丈夫だったのが、この暖かさだと予防薬のをした方が安心できます!
当院では通年予防応援キャンペーンを実施しております!
フィラリア、ノミ、マダニの予防薬を1年分(12個)ご購入で20%OFFで購入できるお得なキャンペーンです。
しかも!1年分ご購入いただいた飼い主様は今ならくじ引きができるんです
可愛い景品を準備しておりますよ~
このお得な機会に是非、愛猫・愛犬ちゃんにどうですか
(ペットクリニッククローバー)
2025年1月22日 17:33
副腎って??

早速ですが「副腎」ってわかりますか?
副腎とは腎臓の上にある小さなピーナッツ型の臓器のことで、「抗ストレスホルモン」と呼ばれる「副腎ホルモン」を作る体にとって非常に大切な働きを持っています。この副腎がストレスや加齢などの原因によって弱ってしまうとストレスに対処する力が低下し、がんなどその他さまざまな体の不調症状が表れるようになってしまいます。
もしもお家のワンちゃんやねこちゃんに
・ずっと寝ているようになった
・または眠れていないように感じる
・最近イライラする事が増えた
・体調を崩しやすくなってしかもすぐに改善しない
・散歩に行きたがらなくなった
・ちょっとしたストレスにも我慢できなくなっている
(例えば、今までは大丈夫だったトリミングを嫌がるようになった、ブラッシングを嫌がるようになった等)
こんな症状が出ている場合は「副腎疲労」と呼ばれる副腎の機能低下が起きている可能性が高く、注意が必要です。
副腎ホルモンは犬では午前中に最も多く分泌され、夕方にかけて減少していきます。猫はその逆です。
ホルモンがなくなる頃になると元気がなくなる、吠えたりイライラしている様子がある、突然怖がるなどの症状があるけど原因がわからない子は副腎ホルモンの減少が速い、あるいは副腎ホルモンの不足が起きている可能性があります。この「副腎疲労」は西洋薬だけでは改善が難しいものです。
では、どうすればいいのか?
そこで今回はこの「副腎疲労」の改善法として、副腎を健康にする方法を生活養生と漢方薬の観点からまとめ、お話したいと思います。
高齢化の進んだ動物達も、人においても副腎疲労は広がっています。
適正な副腎疲労ケアにより内臓だけでなく見た目も元気に過ごしたいですね。
「年齢」には実年齢の他にも「内臓年齢」もあります。
実年齢と比べて見た目が明らかに若い子、明らかに老けている子がいますが、この違いの原因は何なのでしょうか?
それは「内臓年齢」です。内臓を若く保てる子ほど見た目も若くなります。そしてこの内臓の若さを支えるのが「成長ホルモン」、「DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)」と呼ばれるホルモンです。
DHEAは「副腎」から分泌されます。主な働きとしては筋肉や骨となどを成長を促します。
このホルモンが減るとストレスに対する抵抗力が減退し、体力の低下、免疫の低下に直結すると言われます。
体と心を支えるものとしてホルモンの存在感は非常に大きいものです。
DHEAは成長ホルモンであり、「若返りホルモン」とも言われるものです。DHEAしっかり分泌できている子は見た目も若く、元気で旺盛な体力を維持し、またストレスに対しても抵抗力が高く、健康寿命も長いことが立証されているのです。DHEAの分泌量を維持することが非常に重要であることをまず覚えておいてください。
次に、このDHEAと共に覚えてほしいストレスに関するホルモンに「コルチゾール」があります。ストレスを受けると、まず体はコルチゾールを分泌し、血糖値や血圧を高めて体の機能を高め、ストレスに抵抗しようとします。緊張時に動悸が起きたり体が興奮状態になるのもコルチゾールの作用です。
コルチゾールはストレスに対抗するために必要なホルモンですが、体のエネルギーを多く消費し、「活性酸素」をたくさん体内に発生させる性質があります。活性酸素は異物除去に活躍してくれる反面、増え過ぎればDNAを傷めたり、体を「錆びさせる」、すなわち「酸化現象」を引き起こしてしまうことがわかっています。つまり、ストレスを受け続けると身体の老化が速まるというのはこのコルチゾールによる体内の「酸化」が原因と言えます。
しかし!そこに颯爽と登場するのが「DHEA」なのです!
DHEAはコルチゾールによる体の酸化を防いでくれる、という働きを持ちます。コルチゾールの過剰な分泌を止め、体の酸化から身を守ってくれるDHEAの働きがあれば人はストレスに負けずに若さや健康を保ちつつ、酸化のリスクにも対応ができることになります。コルチゾールが分泌されなければ生体防御反応が起きずに問題が生じますが、出過ぎれば体は錆びる。DHEAはコルチゾールの暴走を止めるために必須。どちらも非常に重要なものであるということがおわかりいただけるかと思います。
DHEAは非常に面白い特徴のあるホルモンで、体の中でどんどんと変換され、男性ホルモンや女性ホルモンなど数十種類を超えるホルモンへと形を変えます。
例えば、精巣がない女性がなぜ男性ホルモンをつくれるんだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
そう、女性の男性ホルモンは実はDHEAが転換したものなのです。
成長ホルモンDHEA、その働きは素晴らしいものです。その他にも免疫システムの中核を担うリンパ球を元気づけたり、脂肪の代謝を促したり、老化防止(抗酸化作用)を発揮したり、さらには生殖能力を維持したり、がんの抑制、鬱の予防、筋肉の発達、記憶能力など数え切れないほどの生命の健康に寄与する働きに関与します。
さて、ここまでは西洋医学的な話でしたが、中医学のお話もここからは交えていこうと思います。
このDHEAが担う働きは中医学で言うところの「腎」の働きそのものでもあります。腎とは中医学の考えで内臓を大別した肝・腎・心・脾・肺の「五臓(ごぞう)」の一つであり、成長と老化をつかさどる体の「根っこ」として捉えてください。腎はその他にもホルモンの分泌を調整したり、体の水分代謝や解毒、そして生殖能力をつかさどるなど生命維持に欠かせない働きを持ちます。そしてこの腎は「精(せい)」と呼ばれる、まさに「命の根源エネルギー」を作る、と考えられていますが、DHEAはまさにこの「精」とほとんど同じものであると定義しています。
例えば前述した更年期を迎えると女性は閉経を起こし、女性ホルモンの分泌量はおおよそピーク時の10%ほどまで低下します。更年期が重い方は中医学的には「腎が弱い」と定義され、「補腎薬(ほじんやく)」と呼ばれるカテゴリの漢方薬で腎を強化することで更年期の症状を改善することができます。中医学的な腎とは副腎も含みますので、女性ホルモンにも男性ホルモンにも変換能力を持つDHEAの分泌は中医学で言えば間違いなく「腎」が担うと言えます。そしてDHEAの分泌が盛んであれば更年期による不調も起きづらくなることが知られています。
中医学的な腎の健全性を保つことが西洋医学的なDHEAの分泌とリンクしている、というのは非常に興味深いことではないでしょうか。
もう一度繰り返しますが、DHEAを作り出しているのは「副腎」です。
副腎の重さはわずか3gという極めて小さくかわいい臓器です。しかしその働きは肝臓や腎臓などと比較しても決して引けを取らないものです。主な役割は腎臓とは別の機序でホルモンの製造から分泌までを担います。副腎が働かなければDHEAも作ることができません。
体内に2つ存在している副腎のうち、ひとつでも働きを止めてしまえば私達は1時間も持たずに死んでしまう、という研究もあります。副腎が作り出すDHEAはストレスに抵抗する力を持ちますが、副腎そのものは過剰なストレスを受けることで働きを弱らせてしまうという特性があります。ストレスがかかればコルチゾールは暫くの間、変わらず分泌されるのに対し、DHEAの分泌は先に弱ってしまいます。そうするとコルチゾールとDHEAのバランスが崩れ、コルチゾールによる酸化により副腎にも「錆び」が生まれ、働きを落としてしまうのです。
実はこれこそが今回のメインテーマである「副腎疲労」と呼ばれる病態なのです。
肉体的、あるいはメンタルの疲労が夕方にかかると急激に強まり、体が動かせなくなってしまう、という人は高確率でストレスによる副腎疲労に侵されています。その他にも様々なことに対する意欲が減退し、朝起きれない、性機能が弱ってしまうという人はとにかく要注意です。
そうなると体を休めて・・というのは間違いではないのですが、副腎疲労の原因として実が肉体的な疲労ではなく「なんらかのストレスを常に受けている」という方が問題なのです。ここをケアしない限りはいくら休んでも副腎の疲労が取れることはありません。これが原因不明の不調を呼んでいるわけです。症状だけ見れば意欲の喪失や慢性的なだるさなどで「うつ病」と診断され、いきなり抗うつ剤などの服用を指示されることが多いのですが、うつ病はこの副腎疲労の結果として起こるものであり、副腎疲労は抗うつ剤などでは治りません。この見極めが西洋医学では極めてつきにくいのがトラブルを大きくさせている原因なのです。そもそもうつ病であれば夕方から調子が悪くなる、という特質的な症状はあまり起きません。心療内科や精神科で誤診されるケースもありますのでご注意を。
ではどうすればいいか?
まずは何より「ストレスからの解放」を目指しましょう。これがすべての元凶です。ストレスケアなくして副腎疲労の回復は無理、と思って下さい。
そしてストレスからの解放が上手くできたとしても働きを損なってしまった副腎の働きは簡単には回復できません。西洋薬には副腎の働きを回復させる薬は基本的には存在しません。
しかし漢方薬には「補腎薬(ほじんやく)」があります。
補腎薬はその名の通り「腎」の働きを補う漢方薬です。そして前述しましたが、ここでいう腎とは腎臓だけではなく、副腎の働きも含んでいるのです。すなわち補腎薬は副腎疲労の回復や副腎の働きを活発にし、DHEAの分泌を促すことができる、ということになります。
実際、補腎薬は「アンチエイジング(老化防止)」の漢方薬として幅広く使われており、上手に自分に合った補腎薬を選び、服用することで内臓から皮膚までいたる所が若返りの恩恵を受けることができます。その効果は驚くべきものです。温めたり冷やしたり潤したりと補腎薬にも様々な特性を持ったものが数多くありますので、何よりも動物たちの体質に合わせたものを選ぶことが大事になります。
いかがだったでしょうか?今回の内容のまとめとして
副腎から分泌される「DHEA」の分泌抑制や不足により引き起こされる副腎疲労を回復させる方法としては
・ストレスからの解放
・ご自身に合った補腎薬の選定、服用
この2つが大切です。
まずは慢性的なストレスを取り除くところから始めてみてください。動物たちの人生が大きく変わると確信しています。また、動物たちの体質に合った補腎薬を選びたい、というときはどうぞ当院へご相談ください。
(ペットクリニッククローバー)
2025年1月19日 18:42
あけましておめでとうございます!
2025年あけましておめでとうございます。
子供のころ21世紀ってものすごい世界になっていて、2001年になった時に21世紀なんだな~~と
感動していたのですがあっという間に四半世紀が経ってしまいました。
早いですね。。。
私も年をとるわけですね~~

今日は人と動物の取説をお話ししてみたいと思います。
2021年から3年間中医学を徹底して勉強してきました。また皮膚科を取り組みだし生命のすばらしさを本当に痛感しています。
2025年はこの世に生命を受けて生まれてきたことを皆さんと共に喜び、この不思議な「命」を大切にしていきたいと考えています。
人と動物のトリセツ その1
・人も動物も生まれてから死ぬまで、「水」と「空気」と「食事」で体が作られる
・人と動物が生きていく上で最も大切な3つの要素は
❷運動:高強度有酸素運動→腸内細菌叢が変化→腸内細菌叢-テストステロン軸を介してテストステロンが増え筋肉量が増える
❸睡眠:メラトニンー光ー食事ー腸内細菌
②免疫ー腸内細菌(リンパ球は自律神経に支配)自律神経はイメージに大きく影響を受ける
(副交感神経が優位になりリンパ球が働いてがん細胞を抑える)
※血液検査でリンパ球が少ないと自律神経が乱れて、様々な病気になりますよ~と私が最近よく話をしていることですね~
③内分泌ーストレスホルモン「コルチゾール」−腸内細菌
与えてくれている
人と動物のトリセツ その2
❶人間や動物が生きていくために「酸素」は必ず必要だけど、吸った酸素の数%は細胞のミトコンドリアで活性酸素に変わるから
やはり体内の酸化ストレスを抑えるために「酸化対策」は必要。
「糖化」するから「糖化対策」も必要
どの血管が1番最初にゴースト化するか?と言うと腸管の毛細血管が真っ先にやられて腸管での消化吸収に影響する。
だから歳を重ねると消化吸収できずに痩せていく。
最終的にゴースト血管によりゴミ(老廃物)回収ができず排泄できない状態になる
暴走して炎症を起こす
動物たちも楽しいことが大好きです。本来の彼らの姿を尊重し、一緒に過ごしてくれていることに感謝して
素敵な時間を過ごしましょう!!
(ペットクリニッククローバー)
2025年1月 3日 20:37
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