HOME > ブログ > 院長コラム > 動物たちの災害対策

ブログ

< 雪の日のようちえん⛄  |  一覧へ戻る  |  猫検診ご予約多数いただいております >

動物たちの災害対策

埼玉県八潮市・草加市・三郷市の動物病院 ペットクリニッククローバーの院長の藤井です。


昨日、揺れましたね!!


怖かったです。


携帯も固定電話もジャンジャン警報が鳴ってしまい、寝ていた子供は起きてしまうは、猫たちはプチパニックで


ワタワタなっていたし、風呂に入ろうと裸ん坊になっていた息子は


「どうしよ~~??」って叫んでるし・・・


私がどうしても1番に考えてしまうのが、動物たちどうしよう・・・ということです。



3.11から10年の節目の年になり何となく、あの時期の思いが薄らいでいたのではないでしょうか?


私も3.11以降は防災対策、防災グッズをそろえていざというときに備えていました。最近は・・・さぼり気味でしたcrying


扶養家族(猫)が16匹いますのでこの子たちをどう守るか再度考えなくてはいけないなと思いました。


基本にいざというときに役立つグッズ

・5日分の水 ざっくり1日400CC 必要として2リットル×引数分
・フード5日分 その子の好みや環境にもよりますが、ドライフードを備蓄しておくのが無難ですね
・洗濯ネット  万が一の脱走防止のためこれに入れておけば安心です  
       (目が粗すぎるとパニックになった時は破ってしまうこともあるので、
        少々目は細かい方がよいと思います)
・折り畳みケージ 車の中にいないといけなくなる場合もあるのであるととても便利です
・キャリーバック できればプラスチックでできている硬いものがいいです  落下物にもある程度対応できます
・簡易トイレ  猫砂、新聞紙、ペットシーツなど
・常備薬   薬があれば病院と話をして少し多めにもらっておいて常に新しい薬を1週間分ほど
       ストックしておきましょう(もしかしたら病院も被災しているかもしれないので)
・好きなおもちゃ 緊張していると興味なくなるかもしれませんが、落ち着くこともあります



できれば実施してほしいこと
・マイクロチップの装着または首輪にしっかりと連絡先を書いておく  迷子になった時もこれで探すことができます
・緊張やパニックを抑えてくれるサプリや漢方を用意しておく
・もしもの時に動物たちを預かってくれる知り合いを確保しておく
 (近くだとその方も被災しているかもしれないので、状況によりますが預けられるように話しておくのも対策かと
  思います)
・日ごろから、音や環境の変化に耐性を作っておく
 (特に猫はルーティーンを重んじる動物なので変化には敏感です。でも日ごろからキャリーに入る、
  キャリーに入って車に乗るなどをしておけばその子にはルーティーンになりますね)


その他気になることなどありましたら、ご相談ください。
守ってあげられるのは飼い主様です!
私も一飼い主として守れるように日ごろからイメージトレーニングと準備をしておこうと思います!






カテゴリ:

< 雪の日のようちえん⛄  |  一覧へ戻る  |  猫検診ご予約多数いただいております >

同じカテゴリの記事

食養生

ペットクリニッククローバー院長の藤井です。

梅雨が明けましたね!!!

猛暑が続きます。

とにもかくにも人も動物も熱中症には気をつけましょう。

今回は食養生とは?について簡単に

「養生」という言葉を普段使いますか?養生テープとは風邪や体の具合の悪い方に

「栄養のある物を食べて養生してくださいね・」なんて声掛けしたりしますよね。

養生とは

 食事や運動など生活上の注意を守って過ごすこと

なのです。

なんだ簡単な事なのか?と思われるでしょ?日頃から皆さんが気を付けている事なんです。

でも養生と言ってもその個体個体で体質も違います。環境も違います。
また季節も冬と夏では体に及ぼす影響は全く違います。

夏だから体を冷やすだけでいいのか?
脱水しないように水を飲めばいいのか?
クーラーの中にいるだけでいいのか?
ちょっと違いますね。

当院では、西洋の進んだ技術や治療法も勿論、日々勉強をしてアップデートしていますが、

中医学も同時に学ぶことで

その子の体質、環境、状況を交えた上での治療を提案しています。

体質をつかめば、いつどんな時にどんな体調不良が起こりやすいか?が早めにわかるようになります。

当院にいらした際は、興味がありましたらスタッフに声をかけて下さい。


長くなりましたが、食養生はその子の体質に合わせて食事での健康管理を行いましょうという事です。

え?処方食食べてますけど・・・春も夏も冬も・・・

手作り食は大変・・・

全てを手作りにする必要もないですし、処方食を食べないと体調を壊す子、アレルギーを持っている子は

その食事がメインになると思いますので、

獣医師と相談しながら食事も考えていきましょう。

日本ペット中医学研究会(JPCM)監修の食養生の1例です。


「夏は暑いですが、これは熱と湿が組み合わさった気候です。熱は気温の高さ、湿は湿度の高さと考えるのが一般的ですが、中医学では湿のことを湿邪(しつじゃ)といい、例えば人の場合だと自覚症状で頭や身体が重い、重だるくなる、とかも含まれます。あと、小便が濁るなど排泄物や分泌物が汚れたり濁ったりするのも湿邪の影響と考えられています。

そして湿邪は脾胃を不調にさせやすく、食欲不振、嘔吐、下痢、などの消化器系の不調を起こしやすい、と考えられています。

今の季節を快適に、健康的に過ごすために気をつけてあげたいことをまとめました。

 

〇夏におススメの食材
【潤いを補う食材】
・きゅうり
・トマト
・スイカ
・メロン
・パイナップル
・びわ
・梅
・キクラゲ
・豚肉

【熱を冷ます食材】
・スイカ
・セロリ
・アスパラガス
・ゴーヤ
・ヘチマ
・豆腐
・ナス

※下痢している時は控えるようにしてください

【元気を補う食材】
・豆類
・芋類
・キノコ類
・白身魚

〇調理法のポイント
スープなど水分たっぷりのご飯にして、水分補給できるようにする。
暑い日はおやつもスイカなど体の熱を冷まして水分も同時に補給できるものが効果的。夏バテで食欲がない時は、寒天寄せにすると良いです。
油っこいもの、温熱性の食材は控えるようにしましょう。

〇生活で気を付けたいポイント
クーラーで部屋を冷やしすぎ、氷入りのお水を与えるなど、体を冷やしすぎるのは自律神経の不調や胃腸の不調の原因となるので控えめに。
『潤して冷ます』を心がけてみてください。

記事監修:日本ペット中医学研究会 https://j-pcm.com/
食材を与える場合は体調を考慮しながら与えるようにしてください。」

是非参考にしてみて下さい。

中医学の根本にある物は未病先防=病気にならない体つくりです。
病気になりにくい体つくりを一緒に考えてみませんか?

当院は完全予約制です。
初診の方はお電話にて予約をお願い致しますconfident    048-998-5656






 



 


子犬・子猫の社会化期が大切な理由

八潮市・草加市・三郷市の動物病院 ペットクリニッククローバー院長の藤井です。

早速ですが

みなさんは、どうして犬や猫を飼う際に、わざわざ子犬や子猫から飼うのでしょうか?

・小さくて可愛いから?
・飼いやすいと思っている?
・しつけしやすいから??
・そもそも赤ちゃんの時から飼うものじゃないの?
・ペットショップには子犬・子猫しかいないもの・・・

そうですよね。子犬や子猫から飼うということは当然のことになっていますよね。


実際に子犬・子猫から育てた方はどうでしたか?
とっても楽でしたか?何もしなくてもすべてを勝手にできるようになりましたか?
お散歩は喜んでいきますか?
他の知らない人にずっと吠えたりしていませんか?
お客さんが来たら帰るまで姿を隠していませんか?
不適切な場所で爪とぎ、排尿はしていませんか?
ご飯は何でも食べて食べむらはないですか?
甘噛み、爪をたててくるなどはないですか?
誤食をしていませんか?

そう!!結構大変だったはずです。
子犬・子猫の時期はとんでもなく大変な時期・とてつもなく大切な時期になります。。

子供の子育てと同じかそれ以上に労力と知識と工夫とお金が必要な時期なのです。

子犬・子猫には大事な社会化期という時期があります。この時期はあっという間に過ぎ去っていきます。
この時期を逃してしまうと、もっと早くにやっておけば良かったと後悔しても取り返しがつかない状態になって、その後の犬や猫との楽しいはずだった生活が苦痛になってしまいます。
最悪の場合、ただエサを与え、トイレを掃除だけして、散歩に行くだけ(行かいばあいもあり)などネグレクトが起こる場合もあります。

噛まれるのを怯えて過ごす日々になる場合もあります。

なのでお仕事をしながら、子育てをしながらで、日々の生活に追われ普段の時間を作れない方にとっては、子犬・子猫期からの飼育は、とてもハードルが高いと言う事を知って欲しいです。

人の子供たちが義務教育を受けるのと同じと考えていただければと思います。

トレーナーや獣医師たちがこの時期の大切さ、真剣な取り組みを必死で伝えるのは
教育を受けないと生きずらい辛い思いをするからなのです。
大袈裟に思われるかもしれませんが今だにダックスを散歩などしなくても飼えると思われておられる方もいます。そのために犬の問題行動(ここでの問題行動は人間にとって不都合な事)が起こります。

せっかく飼い始めた子たちと、お互いに不都合が少なく、楽しく生活したいと思いませんか?そう思ってくださった方は是非当院にご相談ください。

完全予約制 カウンセリング希望の場合は診察料の他にカウンセリング料が加算されます。




※問題行動が起こる前からの対策として当院ではパピーパーティ、パピークラス、子犬のようちえんがございます。

ワクチンプログラムが終わって、6ヶ月ごろからのご相談が多いのですが出来ればワクチンをする頃から早めにご相談下さい。


 


チャリティグッズ

ペットクリニッククローバーの院長です。

猛暑が続いていますね・・・

院長は7月の半ばに小学生の娘よりありがたくプール熱を頂き、本日迄まだ完ぺきに復活を遂げることが出来ておりません。。。

何とも強力な「夏風邪」でした。
まだ咳が続いており、スタッフ、飼い主様に伝染させてはいけないのでなるべく無口に過ごしております。

ご了承くださいhappy02

当院へご来院の皆様にはおなじみになっております。
飼い主のいない猫ちゃん達の為のチャリティグッズが待合室にございます。

今回は当院のアイドル??(もう12才と、11才の爺コンビcoldsweats01

ツナヲと麦茶のキーホルダーを作成しました。

もしよければ連れて帰ってやってください!

いつもそばで見守ります!!








明けましておめでとうございます!

ペットクリニッククローバー院長の藤井です。

お正月の間は皆さん元気にお過ごしでしたでしょうか?

私は休みの間に胃カメラをしました。

結果は。。。。。



「逆流性食道炎」でした。

逆食かなりつらいです。本当につらいです。

2022年!逆食を克服すべく食生活の改善、睡眠の質をよくする、運動する!と目標をたてたとこでございます。


検査中の看護師さんや先生の声掛け、検査後の説明までの時間など患者となり経験することが出来て、色々と思う事もありました。

身体が辛いって不安ですよね、ましてや喋れない言葉を発せない赤ちゃんや動物たちを見ているのももっとつらいですよね。

身体が一つしかないゆえに24時間356日フル回転は難しいですが、出来るだけたくさんの子たちの


「苦痛」「痛み」「痒み」「不安」を取り除き、「快適」に「その動物の特性を崩さず」「健康」に過ごせるように

お手伝いしていきたいと思います。


2022年は特に「皮膚」に関しての治療には力を入れていきます。

最終的には薬(ステロイドや抗生剤)を使わずにアトピーやアレルギーを克服し、適切なスキンケアを行っていけるように治療をしていきます。

是非、皮膚が痒い、お薬を飲んではいるがスッキリしないなど悩みがございましたら、ご相談ください。

また漢方(中医学)も今まで以上に取り入れていこうと考えております。自分の体の回復力、抵抗力を補い病気と対峙出来るようにしましょう!

診察時にご相談ください!


院長


ご予約は 電話予約 048-998-5656
ネット予約 https://pet.apokul.jp/web/185/reservations/add

QR_306306.png






猫を迎えたら(動物病院で行う事)

埼玉県八潮市・草加市・三郷市の動物病院 ペットクリニッククローバー院長の藤井です。

猫をお迎えしたらの続きです。

病院ではどんなことをするの?をお話ししていこうと思います。

動物病院で行う事は?
病院に来たらまずは健康診断をおこないます。
  • 身体検査(体重チェック、身体全体の触診、聴診)
  • 保護猫ちゃんの場合は、ウイルス検査をお勧めしています
  • 糞便検査(寄生虫の有無をチェックします。)
  • ワクチンや寄生虫予防、不妊手術のご説明
ペットショップから来た猫ちゃんはお誕生日も、予防歴もある程度分かりますのでスムーズにその後の予防などのお話が進みます。
しかし、保護猫ちゃんは、まずほとんどお誕生日がはっきりしません。体重や乳歯のそろい具合でおおよその誕生日を決めます。
ウイルス検査はエイズウイルス、白血病ウイルスを保有していないかを検査します。
保護猫ちゃん、多頭飼育の場合は念のため検査をお勧めしています。(少しだけ採血をして血液検査になります。)
 
糞便検査はとても大切です。1度の検査ではわからない場合もありますので最低でも2回は糞便検査を行いましょう。
出来るだけ新鮮なうんちを乾燥しないように袋などに入れてお持ちください。(サランラップに包んでいただくとなお良い。)
 

・必要な予防は?
 
 1、混合ワクチン
生後2~3ヶ月の間に2回、そしてその後は年に1回追加接種をしていきます。
(日本では1年ごとに追加接種を推奨するワクチンになります。最近ではコアワクチンの抗体検査が出来るようになりました。)
最初のワクチンは2回打つ必要があるのでしょう?
生まれてすぐは母猫から病気に対する抵抗力(移行抗体)をもらっているのですが、移行抗体がなくなるタイミングとワクチンのタイミングを合わせるのは難しいのです。ワクチンを複数回打つ事で免疫がしっかりつきますので、通常2回接種します。
 
当院では3種のワクチンと5種のワクチンを用意しております。白血病の感染ネコと暮す場合は5種をお勧めしていますが、その他外に出ない猫ちゃん達は3種にしています。
 
・3種混合ワクチン:猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス、猫汎白血球減少症
・5種混合ワクチン:3種混合+猫クラミジア、猫白血病ウイルス
 
 
 2、外部寄生虫予防
 主にノミやダニの予防となります。ノミアレルギーや瓜実条虫等の感染をおこします。
最近ではダニによる人への感染症の報告も多くなりました。
室内飼いの猫ちゃんでもノミは人の衣類や靴にくっついて自宅に持ち込まれ感染します。
またみなさんが思ってる以上に強くなっています。卵は絨毯などに隠れて時間差で孵化します。
 
近年では室内会でも10頭に2頭はフィラリア感染があると言われています。
犬だけの問題ではなく室内飼でも予防はしましょう。
首の後ろに滴下するタイプの予防薬になります。
 

・避妊手術と去勢手術

猫の発情期の異常な声や雄ネコのスプレーをご経験の方は分かると思いますが、子供を産ませることを望まない場合は早めに手術を行う事をお勧めします。
眠れませんよね・・・おしっこ臭いですよね・・・
繁殖行動をを防ぐだけでなく、病気の予防にもなるなどのメリットと、やはり麻酔をすることの不安や太りやすくなるといったデメリットもあります。しかしメリットとデメリットを比べた場合、メリットの方が上回るため、避妊去勢手術を行う事をお勧めしています。
当院では生後6ヶ月以降に手術を行なっております。当院では手術を行う前に必ず検査を行います。その結果心配がなければ手術を計画します。
不明点やご心配がある場合は獣医師にご相談ください。
 
男の子
精巣を摘出します。日帰りで大丈夫です。
精巣腫瘍の予防や性的な衝動に起因するストレスの軽減、問題行動の減少(喧嘩、徘徊行動、スプレー行動)などの抑止効果が期待できます。
 
女の子
卵巣・子宮摘出手術になります。一泊入院になります。
子宮や卵巣の病気、乳腺ガンの予防やストレスの軽減などが期待できます。


動物と一緒に過ごすためには、してあげなくてはいけない事がたくさんありますね。
まずは動物病院に相談をして下さい。

問い合わせ  ☎048-998-5656
 
 

このページのトップへ