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血圧測ってみませんか??

こんにちは!

八潮市・草加市・三郷市エリアの動物病院、ペットクリニッククローバーの米澤です。

梅雨が終わったような真夏の暑さが続いていますね。

身体が暑さにまだ慣れていない時期なので、熱中症には十分注意しましょう!!


今日は血圧のお話をしたいと思います。


「最近、うちの子“血圧が高いかも”って言われたけど……」

そんなお声をいただくことがあります。

実は犬や猫も、高血圧によって心臓や腎臓に負担がかかることがあるんです。

血圧がどのように体に影響を与えるのか、わかりやすくご紹介します。



【1】血圧ってなに?

血圧とは、血液が血管を通るときにかかる「圧力」のこと。

人と同じように、動物にも血圧があり、体に必要な酸素や栄養を運ぶためにとても大切な役割をしています。




【2】血圧が高いとどうなるの?

◆心臓への影響

血圧が高い状態が続くと、心臓は血液を全身に送るために、より強く働かなければなりません。

→その結果、心臓の筋肉が厚くなってしまったり、疲れてしまったりすることがあります。

ひどくなると、心不全につながることも。



◆腎臓への影響

腎臓は血液をろ過して、老廃物を尿として体の外に出す働きをしています。

高血圧になると、腎臓の細かい血管が傷つき、腎臓の機能が低下してしまうことがあります。

これは、慢性腎臓病の悪化や、進行を早めてしまう原因になります。

また、腎臓病があると血圧が上がりやすく、悪循環に陥りやすくなります。


◆そのほかの影響

・脳への影響
→血圧が急に上がると、脳の血管が破れてしまう事があります。

・目への影響
→網膜の血管が傷ついて、視力障害や失明する事があります。



【3】どうやって気づけるの?

高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれ、人でも動物でも症状がにくいのが特徴です。

定期的な血圧測定や健康診断で、早めに気づくことが大切です。



【4】高血圧はどう防ぐ?どう治す?

高血圧は、腎臓病やホルモンの病気(副腎の異常など)が原因で起こることがあります。

定期的な血圧測定や健康診断で、早めに気づくことが大切です。

治療は、お薬で血圧をコントロールするほか、元になっている病気の治療が必要になることもあります。



??血圧の検査って痛いの??

★ 人と同じように、腕や尻尾にカフを巻いて測ります。

痛みはほとんどなく、緊張せずにじっとしていてくれるとスムーズに測れます。


こんなかんじです。(当院の看板ねこのむぎちゃん)

IMG_3856.jpg


clover高血圧は見た目では分かりづらいけれど、知らないうちに心臓や腎臓に大きな負担をかけることがあります。

「うちの子、年を取ってきたな」と感じるタイミングで、血圧測定をしてみるのもおすすめです。


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この機会にぜひ!!











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