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お口と歯の健康のはなし

こんにちは!

埼玉県八潮市/草加市/三郷市エリアの動物病院ペットクリニッククローバーの米澤です。


爽やかな時期もあっという間に終わって梅雨入りとなりました☂

雨が続くのは辛いですが、あじさいが綺麗に咲いていて6月も好きです(^^♪



6月4日~6月10日は歯と口の健康週間だそうです。ちょっと過ぎてしまいましたが・・・(笑)

ご存じでしたか??

歯と口の健康週間にちなんで歯周病についてのお話をしたいと思います。



歯周病は成犬の約85%が罹患すると言われる程身近でありながら、実は怖い病気です。

歯垢中の細菌が原因で歯茎が腫れたり(歯肉炎)、
歯を支えている歯周組織が破壊されてしまう(歯周炎)病気です。



歯周病が進行すると歯を支えている顎の骨が溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちたり、

最悪の場合下顎が骨折してしまう事もあります。



また、歯周病菌は炎症部位の血管に入り込み、口腔内だけではなく、心臓・腎臓・肝臓などの全身にも影響を与えることが分かっています。

肺炎や皮膚炎、痴呆症なども引き起こす場合もあります。


症状としては、

・口臭がきつい

・口を痛がる(ご飯を食べづらそうにしている、口を掻く仕草、触ると怒る)

・歯茎の赤み、出血

・歯がぐらぐらしている   などがあります。




予防には、毎日の歯磨きしかありません。

少しずつでいいので、始めてみましょう!!


また、既に付いてしまった歯石はお薬や歯磨きジェルでは取れません。
麻酔をかけてスケーリングという歯科処置が必要です。

※無麻酔で歯石を取ることは、大きなリスクがあります。



もうすでに歯周病になっている子には、歯科処置を積極的にお勧めしています。

是非一度、お口のケアを見直して、かわいいご家族の健康寿命を延ばしましょう!!

★歯科処置前★

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★歯科処置後★

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※歯科処置前には、麻酔を安全にかけられるかどうか、術前の検査が必要です。


ペットクリニッククローバー

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