HOME > ブログ > アーカイブ > 院長コラム: 2023年7月

ブログ 院長コラム: 2023年7月

食養生

ペットクリニッククローバー院長の藤井です。

梅雨が明けましたね!!!

猛暑が続きます。

とにもかくにも人も動物も熱中症には気をつけましょう。

今回は食養生とは?について簡単に

「養生」という言葉を普段使いますか?養生テープとは風邪や体の具合の悪い方に

「栄養のある物を食べて養生してくださいね・」なんて声掛けしたりしますよね。

養生とは

 食事や運動など生活上の注意を守って過ごすこと

なのです。

なんだ簡単な事なのか?と思われるでしょ?日頃から皆さんが気を付けている事なんです。

でも養生と言ってもその個体個体で体質も違います。環境も違います。
また季節も冬と夏では体に及ぼす影響は全く違います。

夏だから体を冷やすだけでいいのか?
脱水しないように水を飲めばいいのか?
クーラーの中にいるだけでいいのか?
ちょっと違いますね。

当院では、西洋の進んだ技術や治療法も勿論、日々勉強をしてアップデートしていますが、

中医学も同時に学ぶことで

その子の体質、環境、状況を交えた上での治療を提案しています。

体質をつかめば、いつどんな時にどんな体調不良が起こりやすいか?が早めにわかるようになります。

当院にいらした際は、興味がありましたらスタッフに声をかけて下さい。


長くなりましたが、食養生はその子の体質に合わせて食事での健康管理を行いましょうという事です。

え?処方食食べてますけど・・・春も夏も冬も・・・

手作り食は大変・・・

全てを手作りにする必要もないですし、処方食を食べないと体調を壊す子、アレルギーを持っている子は

その食事がメインになると思いますので、

獣医師と相談しながら食事も考えていきましょう。

日本ペット中医学研究会(JPCM)監修の食養生の1例です。


「夏は暑いですが、これは熱と湿が組み合わさった気候です。熱は気温の高さ、湿は湿度の高さと考えるのが一般的ですが、中医学では湿のことを湿邪(しつじゃ)といい、例えば人の場合だと自覚症状で頭や身体が重い、重だるくなる、とかも含まれます。あと、小便が濁るなど排泄物や分泌物が汚れたり濁ったりするのも湿邪の影響と考えられています。

そして湿邪は脾胃を不調にさせやすく、食欲不振、嘔吐、下痢、などの消化器系の不調を起こしやすい、と考えられています。

今の季節を快適に、健康的に過ごすために気をつけてあげたいことをまとめました。

 

〇夏におススメの食材
【潤いを補う食材】
・きゅうり
・トマト
・スイカ
・メロン
・パイナップル
・びわ
・梅
・キクラゲ
・豚肉

【熱を冷ます食材】
・スイカ
・セロリ
・アスパラガス
・ゴーヤ
・ヘチマ
・豆腐
・ナス

※下痢している時は控えるようにしてください

【元気を補う食材】
・豆類
・芋類
・キノコ類
・白身魚

〇調理法のポイント
スープなど水分たっぷりのご飯にして、水分補給できるようにする。
暑い日はおやつもスイカなど体の熱を冷まして水分も同時に補給できるものが効果的。夏バテで食欲がない時は、寒天寄せにすると良いです。
油っこいもの、温熱性の食材は控えるようにしましょう。

〇生活で気を付けたいポイント
クーラーで部屋を冷やしすぎ、氷入りのお水を与えるなど、体を冷やしすぎるのは自律神経の不調や胃腸の不調の原因となるので控えめに。
『潤して冷ます』を心がけてみてください。

記事監修:日本ペット中医学研究会 https://j-pcm.com/
食材を与える場合は体調を考慮しながら与えるようにしてください。」

是非参考にしてみて下さい。

中医学の根本にある物は未病先防=病気にならない体つくりです。
病気になりにくい体つくりを一緒に考えてみませんか?

当院は完全予約制です。
初診の方はお電話にて予約をお願い致しますconfident    048-998-5656






 



 


1

« 院長コラム: 2022年11月 | メインページ | アーカイブ

このページのトップへ