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ブログ 院長コラム: 2021年8月

猫をお家に迎える前に知ってほしいこと

ネコちゃんは最近では飼育頭数が犬を追い越してきました。
また、今までは猫ちゃんが苦手だったけど魅力に気付き沼にはまってしまった方も多いのではないでしょうか?
猫ちゃんをお迎えする前に知っておいて欲しいことを何回かに分けてお話ししていこう思いますのでお付き合いよろしくお願い致します
 
今回は子猫をお迎えしたら必ず行って欲しいこと(例えば病気の予防、健診)、注意してほしいことなど情報をまとめ行きます。
子猫と書きましたが、成猫ちゃんをお迎えした場合もほぼ同じなので参考にして下さい。
当院では子猫の保護やノラ猫ちゃんの手術なども多く関わらせて頂いており、院長は以前、ブリーダーもしていたので参考にしてみて下さい。
 
・お迎えをしたらまず何をしたら?
 
猫ちゃんはペットショップまたブリーダーさんからお迎えされた場合と、外で保護をされた場合とで対応が大きく異なりますので分けてお話ししていきます。
 
・ペットショップからのお迎えの場合
衝動飼いでなければ、お家に迎えると決める前から、ケージを用意しておきましょう。
(衝動飼いの場合は後日となることもあるかもしれませんが、本当は当日には用意していただきたいです。) 
ペットショップにいる時から生まれた時の環境とは違いますのでとてもストレスがかかっています。
一緒にいた母猫や兄弟姉妹と離れ離れになって心細く、警戒心を強く持っている事も多いです。
子猫ちゃんにとって、人間のお家は、急に東京ドームにぽつんとで一人ぼっちで置かれたような状態です。不安ですよね?
必ず居場所を作りましょう。
 
子猫ちゃんは順応性も高いですので1週間ほどで新しい生活に慣れてきます。
優しく声をかけて時間を見ながら遊んであげて下さい。
 
 
・外で子猫を発見した場合は
見てしまった・・・見つけてしまった。。。でもどうすればと困惑する事でしょう。
遭遇してしまった場合は、こちらも衝動的に手を出さずこの子を飼う事は本当に出来るのか?
費用をかけられるのか?を冷静に判断してください。
保護団体さんも多数ありますが、そちらも手一杯の事もありますし、無料で引き取ってくれるわけではありません。
ただ預けて終わりではないことを忘れないでください。
 
ここまでクリアできて、保護することを覚悟した場合は、
まずは動物病院へ連れていきましょう。注意して見ることは?と次回話をする予定の病院では何をするの?
というお話と被りますが、外ねこちゃんは風邪をひいている事や寄生虫を持っている事、
ノミを付けている事が多いですので、状態を診察してもらいこの2点の処置をしてもらいましょう。
 
もしも、当日お家へ連れて帰る準備ができなければ、動物病院や程団体さんに一時預かりをお願いするのも良いかもしれません。
お家にお迎えする準備ができた以降はペットショップからお迎えしたこと同じです。
 
・注意して見ることは?
ノミやダニがついていないですか?
どこか痛がったりするところはないですか?
お爪は伸びすぎてないですか?
元気や食欲はちゃんとありますか?
嘔吐や下痢をしていないですか?
便に異物や寄生虫など出ていないですか?
目やにや鼻水は出ていないですか?くしゃみなどしていないですか?
お耳や皮膚をかゆがったりしていないですか?(耳の中もチェックしましょう)
 
 
初めて猫ちゃんをお迎えした場合は分からないことも多いと思いますので疑問がある場合は病院に問い合わせください。
 
次回病院で行う事をお話しします。


埼玉県八潮市
ペットクリニッククローバー 院長
お問合せ 048-998-5656

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